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次に、塗りつぶした円や長方形、色を付けた図形の描写方法を 説明します。
EzGraphには、先程の例に出てきた円を描くEzDrawCircle関数以外にも、点を描写するEzDrawPoint()関数、線を描写するEzDrawLine?()関数、長方形を描写するEzDrawBox()関数、EzFillBox()関数、円を描写するEzDrawBox()関数、EzFillBox()関数等、様々な関数があります。EzGraphで利用できる描写関数を知りたい場合は、 「機能別一覧」の「描写」の項目を参照してみて下さい。
ここでは、もう少し複雑な図形の例として、信号機を描いてみます。 以下のプログラムをtutorial2.cという名前で 保存し、先程と同じようにコンパイルし、実行してみます。
#include <EzGraph.h> int main(){ /* Set Color To Gray */ EzSetColorByName("Gray"); /* Fill BOX */ EzFillBox(200, 100, 500, 200); /* Fill BOX */ EzFillBox(500, 100, 510, 500); /* Set Color To Blue */ EzSetColorByName("Blue"); /* Fill Circle */ EzFillCircle(250, 150, 40); /* Set Color To Yellow */ EzSetColorByName("Yellow"); /* Fill Circle */ EzFillCircle(350, 150, 40); /* Set Color To Red */ EzSetColorByName("Red"); /* Fill Circle */ EzFillCircle(450, 150, 40); EzEventLoop(); return 0; }tutorial2を実行すると、以下のようなウィンドウが表示されるはずです。
プログラムを順に解説していきます。 まず、最初にEzSetColorByName()関数でこれから描写する図形の色を指定します。この例では、灰色 (gray) を指定しています。 指定できる色名は、色見本を参考にしてみて下さい。なお、色名は大文字小文字の区別はありません。
次に、EzFillBox()関数で信号機の本体と柱を描きます。EzFillBox()関数は、塗りつぶした長方形を描写する関数です。次に、信号機のランプを描写します。EzSetColorByName()関数で色を指定した後、EzFillCircle()関数で塗りつぶした円を描きます。座標系は、左上が原点 (0, 0) で、横軸が X 軸で右が正、縦軸は Y 軸で 下が正になります。
このままでは信号機を描写した後、プログラムが終了して ウィンドウが閉じてしまうので、最後にEzEventLoop関数でキーボードの'q'キーかマウスの右ボタンが押されるまで待機します。