EzGraph : Eazy Graphic Library

概要 チュートリアル 機能一覧 関数名一覧 機能別一覧 色見本 MMLの書き方

描写ウィンドウ

EzGraphのウインドウは、何も設定しなかった場合は600x600ドットで、 左上の座標が (0, 0)、右下の座標が (599, 599) になっています(下図参照)。 また、EzGraph.h において、 定数EzDefaultWidth、EzDefaultHeightがどちらも 600 に定義されています。 ウインドウの背景色は黒です。 EzGraphで定義されている関数については、 「機能別一覧」を参照して下さい。
Window

簡単な図形描写

まずは、簡単な図形を描写しましょう。 以下のソースコードをエディタで入力し、 tutorial1.cという名前で保存します。

#include <EzGraph.h>

int main(){
    EzDrawCircle(300, 300, 300);
    EzEventLoop();
}

次に、tutorial1.cをコンパイルしてみましょう。EzGraphを使用する場合は、 通常のgccではなく、ezccというコマンドを使用します。

ezcc -o tutorial1 tutorial1.c -lEzGraph
これでtutorial1.cがコンパイルされ、tutorial1という名前の 実行ファイルができます。もし、ezccが見つからないという旨の エラーが表示された場合は、システムの管理者に相談して下さい。 また、コンパイル時にエラーが出た場合は、ソースコードにミスが ある場合が多いので、打ち間違いがないか確認して下さい。
./tutorial1
上記のようにして、tutorial1を実行すると、下図のようなウィンドウが 現れるはずです。
tutorial1

プログラム中のEzDrawCircle()は円を描く関数です。また、EzEventLoop()はイベント待ちのための関数ですが、今は'q'キーが押されるか、マウスの右ボタンを クリックするまで待機する関数だと考えておいて下さい。

チュートリアルの目次

  1. 初歩的な使い方
  2. 複雑な図形描写
  3. イベントドリブン
  4. ダブルバッファリング
  5. 画像ファイルの表示
  6. リアルタイムなキー入力
  7. ネットワーク機能

Takahiro SASAKI
E-mail: sasaki at arch.info.mie-u.ac.jp