スウェーデン滞在日誌(10/30)



カフェテリアの昼食で、 ハンバーグ……というより肉団子のお化けみたいなひき肉の塊に、 ジャムが添えてあった。 この前のミートボールといい、ひき肉系の料理にはジャムをつけて食べるらしい。 肉料理全般につけるという記述もどこかで読んだが、 今まで見たかぎりではステーキ系の料理にはジャムはついていない。

試しにジャムをつけて食べてみた。 心理的にちょっと抵抗感はあるものの、 ここの料理はけっこう塩気が強いので、 ジャムの甘みが意外に合う。 ……素材の味を大事にする日本人としては、 ジャムで中和が必要なほど塩辛くするなと言いたくもなるが。 保存用に塩を効かせた肉を食べていた時代の風習だろうか。 しかしヨーロッパ全般でジャムをつけるわけではなさそうだし、 北欧は冬場は天然冷蔵庫があるぶん、 ヨーロッパ南部よりは肉の保存がしやすかっただろうし。


21:00ごろ、 帰宅ルートにあるKista駅のショッピングモールを抜けようとしたら、 全裸の男が数人、通路に突っ立っていた。

とっさにUターンして逃げようかと思ったが、 よく見ると工事中の衣料店のマネキンだった。 日本のマネキンがいかにも人形っぽい顔をしているのに比べると、 ここのは微妙にリアルで怖い。

ここのショッピングモールは来たときから工事中だったのだが、 ここ一月の間にだいぶ工事が進み、 あちこちで新しい店舗が営業を開始している。



最終更新: 2004年 3月 11日 木曜日 19:16:06 JST

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