スウェーデン滞在日誌(10/22)



SICSのメンバに、アパートでの洗濯のやり方とゴミの捨て方を教えてもらう。


洗濯のほうは住人共用のコインランドリーのような建物があるのだが、 ここの使い方がなぜか妙にハイテク。

まず入り口は電子ロックになっていて、 アパートの鍵についているプラスチック板を近づけるとロックが解除される。 洗濯機自体は無料で使えるのだが、普段は通電されておらず、 入り口の壁に埋め込まれた機械で予約しなければならない。

洗濯機の予約端末

この予約機も、鍵の絵のある丸いパネルに鍵を近づけると 反応して液晶モニタが点灯する。 まず「予約」というのを選ぶと一週間の予約表が出る。 この部屋は24時間利用可能で1日が8フェーズに分けられているので、 空いている中から好きな曜日とフェーズを選ぶと、 自分の部屋番号(プラスチック板にIDが仕込んであるらしい)で予約される。 あとは予約した日時に来て「入室」というのを選ぶと、 「何番を使ってください」という表示が出て、その機械だけ通電される。

……などと判ったように書いているが、 もちろん表示や説明書きはすべてスウェーデン語なので、 選択肢の位置を覚えて操作している。 実際のところ、人に説明してもらえないととても使えないと思う。 ここのアパートはKistaの研究所や企業で働く人が多いので、 外国人の比率も高いと思うのだが、みんなどうしているのだろうか。 いちおうアパートには、生活の手引きらしき冊子がおいてあるのだが、 これまたスウェーデン語なので読めない。 街中では店員からバスの運転手まで英語が通じるのに、 表記はほとんどスウェーデン語のみというのは、 ずいぶんバランスが悪いように感じる。

洗濯機 洗濯機の操作パネル

で、これが洗濯機。 西洋式のものは洗濯槽が横向きという話はどこかで聞いた気はするが、 実際に見るとけっこうインパクトがある。日本のように水につけるのではなく、 水と洗剤を振りかけながらドラムが回転し、 びったんびったんと洗濯物が踊りまわる。なんか布地が傷みそうな気がする。

操作パネルのほうは、お湯の温度などを選択して開始ボタンを押すだけなのだが、 なぜ開始から終了まで細かく9フェーズもあるのか謎だ。 最初の3フェーズのそれぞれ用に、洗剤投入口が分けてあるし。


ゴミ捨ての方は、 住んでいる建物の玄関近くの壁に潜水艦のハッチのような蓋があるので、 ここをあけてゴミを放り込むだけ。 細かくゴミを分別しているかと思ったのだが、全部一緒くたである。



最終更新: 2004年 3月 11日 木曜日 18:47:57 JST

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