スウェーデン滞在日誌(10/12)



土曜日。 Diablo(古いゲームだが、 今の基準ではサイズが小さい方なのでノートに入れてきた)を始め、 昼ごろに肉屋を倒したところで買い物と周りの探索に出掛ける。


とりあえずKista駅のショッピングモールをうろつく。 けっこう大きなフードコートがあり、10店舗以上が並んでいる。 少し迂回ルートにはなるが、SICSからKista駅を抜けてアパートに帰れるので、 夕飯はここで食べるのが楽か。 Ikkiなる店は寿司のチェーン店らしい。 まあスウェーデンなら新鮮な寿司ネタには困らないだろうけど、 チェーンにするほど客がいるのかどうか。

問題はメニューにスウェーデン語しか書いていない店が多いことで、 何が何やらさっぱり。 トルコのケバブサンドやらタイのカレーやら、 アジア系の店は写真や英語表示がしてあるのだが。 とりあえず昼食はタイ料理屋で、チキンのグリーンカレー(ココナッツミルク入り) というのを頼んでみる。

……皿に盛ったご飯に生野菜が添えてあるのはまあいいとして、 どんぶりいっぱいの白いスープみたいなものはなんでしょう? どうやらこれがカレーらしく、 見かけによらずちゃんと辛い。 ミルクできつさが押さえられているので、 激辛好みの人でなければ、日本人の舌にはわりと合っているかもしれない。


そのあと、うろうろしていたらわりと大きなスーパーを発見。 アパート近くの雑貨屋みたいな店と違ってわりと規模が大きく、 惣菜や弁当らしいものも売っている。 Yakitoriと書いてある弁当もあるが、 ご飯に焼き鳥の串を数本乗せてタレをかけてあるのは、 なにか違う気がする。ご飯も長米種だし。

調味料コーナーには醤油もあったが、みりんがない。 私は自炊のときもっぱら醤油とみりんで味付けするので、 両方ないと和食が作れない。 砂糖で代用する手もあるが、ちょっと迷ったすえ、 たぶん醤油+みりんぐらいの味だろうと考えて、 「Teriyaki sause」なる代物を買ってみる。 最近だと日本でも照り焼き専用の調味料ぐらいありそうだが、 このソースはスウェーデン語しか書いていなくて日本製ではなさそうなあたりが、 とっても怪しい。


ついでにSICSに寄って、ネットワーク周りの環境をいじる。 カードを貸してもらったのでいつでも入れるが、 さすがに休日は人がいない。


帰宅後、買ってきた肉を焼いて例のテリヤキソースで味付けしてみたが……甘い。 たしかに和風っぽいのだが、 明らかに日本人が作った味ではなく、 西洋人がイメージするジャパニーズフードの味という印象。

もう一つ盲点だったのが、和風の料理を作ってもご飯がないこと。 いちおう米は売っているのだが、 鍋でまともなご飯を炊ける自信はない。 しかたがないのでパンでテリヤキっぽい肉を食べる。



最終更新: 2004年 3月 11日 木曜日 18:13:49 JST

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