Ver1.00
2014.1.8
大野 和彦
目次
コマンド入力型のアドベンチャーゲームです。屋敷の謎を解き、無事に脱出 してください。
Mastery-x.xx.ZIP
(x.xx
は実際はバージョン番号)
を適当なディレクトリに展開し、
Makefile
の中を適当に修正してmakeしてください。
ビルドにはEzGraphライブラリが必要です。
Mastery-win32-x.xx.ZIP
を適当なディレクトリに展開してください。
以下の説明で用いるコマンドは、入力がデフォルトの「ひらがな」の場合です。 「英語」で遊ぶ場合は対応する英単語を入力してください。
以下のようにして起動してください。
タイトル画面とメッセージが表示され、 最下行に入力用のカーソルが表示されています。 英字キーを押すと、自動的にローマ字かな変換されてひらがなが入力されます。
タイトル画面で「かいし」と入力するとゲームが最初から始まります。 以前にセーブしている場合は、 「ろーど」 と入力すると、 その続きから遊ぶことができます。
キー | 機能 |
英字・数字・スペース | コマンド入力 |
[BackSpace] | 入力文字を一文字消去 |
リターン | コマンド決定 |
[PageUp][PageDown] | メッセージのロールバック |
[↑][↓] | ヒストリ(過去に入力した動詞・名詞を呼び出す) |
[F1] | 入力方式切替 |
[F2] | ミニマップの表示ON/OFF |
[F3] | ミニマップの表示位置移動 |
[F4] | ミニマップの非透過・半透過を切替 |
コマンド | 機能 | 備考 |
移動 | ||
すすむ | 前へ移動 | 省略形「f」 |
もどる | 後ろへ移動 | 省略形「b」 |
ひだり | 左へ移動 | 省略形「l」 |
みぎ | 右へ移動 | 省略形「r」 |
あがる | 上へ移動 | |
おりる | 下へ移動 | |
基本 | ||
みる | 動詞のみで現在位置の周辺を見る。 | 時間経過なし。 |
しらべる | 対象物の詳しい情報を得る。 | |
とる | 対象物を取得する。 | |
つかう | 所持品を使用する。 | |
特殊 | ||
もちもの | 持ち物一覧を表示。 | 動詞のみ。時間経過なし。省略形「i」「も」「い」 |
おもいだす | 過去に読んだ文書の内容を再表示。 | 時間経過なし。 |
システム | ||
せーぶ | 現在の状況を保存。 | 動詞のみ。セーブは一か所のみ。 |
ろーど | セーブした状況を復元。 | 動詞のみ。 |
たいとる | タイトル画面に戻る。 | 動詞のみ。 |
おわる | 確認後、プログラムを終了する。 | 動詞のみ。 |
へるぷ | 単語一覧やキー操作、ヒントを表示する。 | 動詞のみで詳しい説明を表示。 |
せってい | 入力方式やマップ表示モードを変更する。 | 動詞のみで詳しい説明を表示。 |
「動詞」または「動詞 名詞」の形式で行動を入力し、 ゲームを進めてください。
例: 「すすむ」 「みる」 「みる つくえ」 「しらべる つくえ」 「とる ほん」
主なコマンドは 主要コマンド にまとめてあります。
移動は現在の向きに対して、「すすむ」「もどる」「ひだり」「みぎ」で前後左右、 「あがる」「おりる」で上下に移動します。 単語の一覧や基本的なコマンド・ヒントなどは、「へるぷ」と入力すると 見ることができます。また、名詞については適時、メッセージ内で与えられます。
手に入れたアイテムは「もちもの」で確認できます。 「せーぶ」でデータを保存し、「ろーど」で再開できます。
プログラムを終了するには、「おわる」と入力してください。
基本的には移動できる場所をすべて回り、 怪しいところを調べていきます。
新しい場所に移動したら「みる」を実行すると、 家具・小道具などその場所にある主要なものの名詞が表示されます。 それぞれのものについて「みる ○○」「しらべる ○○」のように入力することで、 さらに細かい情報が表示されます。 字が書いてあるものに対しては、「よむ ○○」を実行してください。
「とる」で手に入れたものは別の場所に持って行くことができ、 「つかう」「おく」といった形で利用できます。 ものによっては「くみあわせる」ことが必要です。
ゲームに時間制限はなく、 明確な時間の概念もありませんが、 システム系や「みる」を除くほとんどのコマンドについては、 実行すると一定時間が経過したとみなされます (たとえば頭上に岩が降ってきている状況で 「みる いわ」と入力しても大丈夫ですが、 「しらべる いわ」などと入力すると岩に潰されてゲームオーバーになる、 ということです)。 一部のしかけについては、この時間経過を考慮して対応する必要があります。
本ゲームでは以下の内容をファイルに記録します。
mastery.sav
: プレイ中のセーブデータachievements.sav
: 過去のプレイの累積データmastery.cfg
: ゲームのユーザ設定これらのファイルは、 ユーザのホームディレクトリ直下に ".mastery" というディレクトリを作成し、 その中に作成されます。 Windowsなど環境変数 HOME が設定されていない環境では、 実行ファイルと同じ場所に保存します。
これ以外の場所に保存したい場合は、
実行時オプション
--savedir dir
をつけて起動してください。
dirには、
保存先のパスを指定します。
Windows環境では、
実行ファイルのショートカットを作成してからアイコンを右クリックして
「プロパティ」を選択します。
「ショートカット」タブの「リンク先」に実行ファイルのパスが書かれているので、
その後に上記のオプションを記述してください。
これらのファイルの内容は機種・OS依存しないため、 Unix・Windowsを問わずマシン間でコピーすることによりデータの引き継ぎが可能です。 なお、Ver0.84以前のデータは使えません。 起動時に旧バージョンのデータがある場合は、リネームして残します。 設定や記録を初期化したい場合は、これらのファイル、 あるいはディレクトリごと削除してください。
実行時のエラーなどは、
標準エラー出力にメッセージを出すと共に、
mastery.log
に記録していきます。
Windows版では標準エラー出力が見られないため、
動作がおかしいときはこのファイルの内容を参照してください。
通常このファイルはそれほど大きくならず、
またサイズが1MBに達したときは
それ以上の記録を行いませんが、
不要な場合は適時
mastery.log
を削除してください。
なし。ただし、細かいリアクションのミスは残っていると思われる。
本ソフトウェアはフリーウェアです。 無償で利用できますが、 動作内容は無保証ですので自己責任で使用してください。
有償利用や自作ソフトへの一部流用については、 御相談ください。